「親の様子が少しおかしい気がする…」
帰省したとき、そんな違和感を覚えたことはありませんか?
生活の変化、同じ話を繰り返すなど、ささいに見える変化が、実は大切なサインであることもあります。
私自身も、母の変化に気づいたことがきっかけで受診につながりました。
この記事では、帰省時に気づける異変のサイン・受診の目安・実体験をまとめています。
「まだ大丈夫かな?」と迷っている方にこそ、読んでほしい内容です。
親の様子が変わった?帰省時に確認したいチェックリスト
次のような変化が見られる場合、体調不良や加齢だけでなく、認知機能の低下が関係している可能性もあります。
帰省時などに、無理のない範囲で様子を確認してみましょう。
見逃さないで!親の変化チェックリスト
生活の変化
□ 服装がちぐはぐ・同じ服を着ている
□ お風呂に入っていない様子
□ 郵便物が溜まっている
□ 冷蔵庫に期限切れ食品
□ 部屋が散らかっている
行動・記憶の変化
□ 同じ話を繰り返す
□ 短期記憶の低下(短い時間内に起きた新しい出来事を記憶する機能が低下すること)
□ 同じ物を買う
□ 過食傾向
□ 料理をしなくなった・味付けが変わった
□ 趣味等、好きなことの話をしなくなった
□ 事実ではないことを現実のように話す(作話)
体や表情の変化
□ 歩き方が不安定
□ 元気がない・怒りっぽい・表情が変わった
複数当てはまる場合は受診をしましょう
これらの変化は必ずしも認知症とは限りません。
体調不良・うつ・薬の影響・加齢による衰えなどでも起こることがあります。
ただし、複数当てはまる、急に増えた、以前より目立つ場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

実体験|我が家が異変に気づいたきっかけ
我が家は父と母の二人暮らし。ご近所との関係性は良好。
畑で穫れた野菜等のやり取りがあります。
差し入れを忘れてしまった出来事
ご近所さんから、差し入れされることがあります。 母がお礼を言って受け取り、台所のテーブルに自分で置きます。
しばらくすると……

あら!
これ、どうしてあるんだろう???
🍎🥒🍅🍊🥬
こんなことが何回もありました。
「何年も帰ってきてないでしょ」と言われた日
半年前に帰省した私に電話で……

あんた、もう何年も
帰ってきてないでしょ。
そろそろ帰ってきたら?🏠️

お母さん!何言ってるの!
半年前に帰ったよ〜〜〜✈️
母は甘党です。父から、まんじゅうを一度に5個も食べる話も聞きました。🍪🍘🍩🍫🍮
日常生活でも忘れることが増え、もの忘れ外来の受診を勧めました。
もの忘れ外来の受診をすすめた

お母さん、もの忘れ外来行ったほうがいいよ。🏥

え〜〜〜!
80歳前だよ、まだ早いでしょ!

何でも早めがいいんだよ。
何でもなければそれでいいし、
薬が必要なら早めに飲んだほうがいいし。
私もその方が安心だよ〜

ん… まぁ〜
確かに忘れっぽくなってるし、
一度病院に行ってみようか、
お父さんに連れて行ってもらうわ。
受診結果
我が家は夫婦ふたりで生活していたので、もの忘れ外来へは、父が付き添いました。
本人が忘れてしまった普段の様子を医師に伝えるためにも、必ず付き添うようにしましょう。
結果、軽度アルツハイマー型認知症と診断されました。
処方薬はアリセプト(1日1回1錠)です。
アリセプトは、アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行を抑制する薬です。
なぜ、もの忘れは受診が遅れやすいのか
体の不調と違い緊急性を感じにくい
例えば、 転んで腰が痛い!といえば、すぐに整形外科に行きます。
胃の調子が悪いとなれば、すぐに内科に行きます。
目の調子が悪いとなれば、眼科に行きます。
もの忘れが多くなったなと思っても、なかなかすぐに、もの忘れ外来には行きにくい。
本人も、どこか痛いわけでもなく、家族も、まだこのくらいのもの忘れなら〜と思いがちで受診が遅れる傾向があります。
地域によって受診科が違う場合もある
地域によっては、高齢者の認知症は精神科受診の場合もあります。
どの科に受診するか、病院に必ず確認をしましょう。
精神科というと、行きにくいかもしれませんが、今は、多くの高齢者の方が受診していますので、安心して受診してください。

加齢のもの忘れと認知症の違い【受診目安】
- 食べた事実を忘れる
- 忘れた自覚があまりない
- ヒントを出しても思い出せない
- 何を食べたか忘れる
- 忘れていることを自覚している
- ヒントを出したら思い出す
心配なときには思い切って受診しましょう。
受診をして「年齢相応ですよ」と言われることもあります。そうしたら、安心です。
まとめ:認知症は早期受診が重要な理由
認知症は、早期に受診することで原因となる病気の発見や進行を遅らせる治療につながる可能性があるため、早めの対応がとても重要です。
気になる変化に早く気づき、適切な支援や対策を始めることで、本人も家族も安心して生活を続けやすくなります。
周りのサポートを受けながら、できるだけ長くご本人らしい生活をしましょう。
🌸 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回の記事でも、あなたの不安が少し軽くなりますように。🌸
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