介護施設で「歩かせてもらえない」と感じる理由|転倒リスクと現場の現実

介護施設
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介護施設へ入居すると、

「家では歩けていたのに、施設では車椅子になった」

と感じるご家族もいます。

「もっと歩かせてほしい」
「足腰が弱ってしまうのでは…」

そんな不安を感じることもあると思います。

一方で、介護現場では、高齢者の転倒はとても大きな事故につながることがあります。

今回は、介護施設で勤務していた頃に感じた、“転倒リスク”と“現場の現実”についてお話しします。

▼介護についてわかりやすく学びたい方には、こちらの本も参考になります。


高齢者にとって転倒は大きな事故になることも

高齢者は骨が弱くなっている方も多く、

特に、転倒による

  • 大腿骨骨折
  • 圧迫骨折
  • 頭部打撲

などは、その後の生活に大きく影響することもあります。

転倒をきっかけに入院となり、

  • 筋力低下
  • 寝たきり
  • 認知症の進行

につながる場合もあります。

そのため、介護現場では「転倒を防ぐこと」をとても重視しています。

👉️高齢者の転倒予防【歩行を支える福祉用具】についての記事は、こちらで解説しています

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家では歩けていたのに、施設では車椅子になることも

実際には、

「家では歩行器でトイレへ行けていたのに、施設では車椅子になった」

「家では家具につかまって歩いていたのに、施設では車椅子になった」

と感じるご家族もいます。

私の周囲でも、

家ではなんとか歩行器で移動していた方が、

ショートステイ中は転倒予防のため車椅子対応となった方がいます。

家族
家族

ショートステイに行くと

足腰がさらに弱くなっている気がする。

ご家族からすると、

「もっと歩かせてほしい」

という思いになるのも自然なことだと思います。


施設では“安全”とのバランスを考えている

介護施設では、職員が複数の利用者様を同時に見守っています。

常に一対一で見守ることは難しい場面もあります。

そのため、

  • 転倒リスク
  • その日の体調
  • ふらつき
  • 認知症の症状

などを見ながら、車椅子対応になることもあります。

もちろん、施設側も「歩かなくていい」と考えているわけではありません。

できるだけ安全に過ごしていただきながら、事故を防ぐことも大切にしています。


介護現場では、転倒事故はとても重く受け止められている

私が勤務していた介護付き有料老人ホームでも、転倒事故にはとても注意していました。

骨折や入院につながる事故の場合は、自治体への報告が必要になることもあります。

ホームヘルパー時代にも、

「訪問介護中は本当に転倒に気をつけて」

と何度も言われていました。

介護現場では、転倒される方がいると、

  • 状態確認、場合により臨時受診
  • ご家族への連絡
  • 事故報告書の作成
  • 再発防止の検討

など、その後の対応も必要になります。

もちろん、現場は手を抜いているわけではありません。

それでも、

急に立ち上がる方
夜間に動かれる方
認知症で予測できない行動をされる方もおり、

転倒を100%防ぐことの難しさを感じる場面もありました。

👉️認知症の方は痛みが感じにくいので、注意が必要です。こちらの記事で詳しく解説しています


「歩くこと」と「安全」、どちらも大切

歩くことは、筋力維持や生活意欲につながる大切なことです。

一方で、高齢者の転倒は、その後の生活を大きく変えてしまうこともあります

だからこそ介護現場では、

  • 本人の状態
  • ご家族の思い
  • 安全面

を考えながら、その方に合った対応を模索しています。

施設と家族で相談しながら、無理のない方法を考えていくことが大切なのかもしれません。


まとめ

介護施設で車椅子対応になると、

「歩けなくなってしまうのでは…」

と不安になるご家族もいます。

ですが現場では、

  • 転倒による骨折
  • 入院
  • 寝たきり

などを防ぐため、安全面も重視しています。

介護現場は、“歩くこと”と“安全”の間で悩みながら対応している――

そんな現実も、少し知っていただけたらと思います。

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