介護施設へ入居すると、夜はどのように過ごしているのでしょうか。
ご家族から、
「夜はちゃんと眠れているのかな」
と聞かれることもありました。
実際の施設の夜は、静かな時間もあれば、ナースコールや見守り対応が続く夜もあります。
今回は、介護施設で見てきた“夜の様子”について、私の経験をもとにお話します。
▼介護施設選びについてについてわかりやすく学びたい方には、こちらの本も参考になります。
施設ごとに異なる夜勤体制(一例)
| 施設種類 | 夜勤体制の一例 | 入居者状況と夜の特徴 |
|---|---|---|
| グループホーム | 1ユニット1名 | 少人数で比較的家庭的。認知症ケア中心 |
| 介護付き有料老人ホーム | フロアごとに配置 | 人数が多く、ナースコールやセンサー対応も多い |
| 特別養護老人ホーム(特養) | 複数フロアを少人数で対応 | 重度介護の方も多く、夜間介助が多い |
| サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 宿直・緊急時対応中心の施設もある | しっかりしている方も多い。施設によって夜間体制の差が大きい |
| 介護老人保健施設(老健) | 看護職員含め配置 | 医療的ケアや夜間対応も多い |
※夜勤体制は、施設の規模や入居者状況によって異なります。
👉️施設には様々な種類があります。こちらの記事で詳しく解説しています
夜は意外と早く始まる
介護施設では、夕食の時間が比較的早めです。
夕食後は、
- 口腔ケア
- 排泄介助
- 着替え
- 就寝準備
などを行い、早い方では19時頃にベッドへ入られることもありました。
しっかりされている方は、テレビを観たり、自分の時間を過ごされたりしていましたが、早く横になることで、なかなか寝付けない方もおられました。
夜中に目が覚める利用者さんも多かった
高齢になると、夜中に何度も目が覚める方も少なくありません。
施設でも、
- 3時頃に起きてしまう
- 「朝だと思った」と準備を始める
- トイレが頻回になる
- 不安になってナースコールを押す
など、さまざまな様子が見られました。

認知症が進行している方の中には、
「ほとんど寝ていないのでは…」
と感じるほど、夜中に何度も何度もトイレに行き、起きられる方もいました。
👉️認知症の困った症状の具体例について、こちらの記事の中で詳しく解説しています
ナースコールを無意識に押してしまうことも
認知症のある利用者さんでは、ナースコールを無意識に何度も押してしまうこともありました。
中には、テレビのリモコンと間違えて押してしまう方も…。
本人に悪気はないので、施設では様子を見ながら、安心できる声かけや見守りを行っていました。
夜勤スタッフは少人数で見守っている
介護施設では、夜勤スタッフが少人数で複数の利用者さんを見守っています。
そのため、
- ナースコール
- 離床センサー
- 巡視
などを活用しながら、夜間の安全確認を行っていました。

センサーが鳴ると、
「起きられたかな」
「転倒していないかな」
と緊張感が走ることもあります。
静かな夜でも、スタッフは常に利用者さんの様子に気を配っていました。
介護施設で使われることがある主なセンサー
夜勤スタッフは少人数で複数の利用者さんを見守っています。
夜間の安全確認の方法は施設によって異なり、センサーなどを活用している施設もあります。
| センサー種類 | 特徴 |
|---|---|
| 離床センサー | ベッドから起き上がる動きを感知 |
| 床置きセンサーマット | ベッド横に置き、足がつくと反応 |
| 見守りセンサー | 呼吸・動き・睡眠状態などを感知するタイプも |
| ドアセンサー | 居室の出入りを感知 |
| 車椅子センサー | 車椅子から立ち上がる動きを感知 |
| 赤外線センサー | 人の動きを感知して通知 |
| コール連動センサー | ナースコールと連動して職員へ通知 |
静かな夜でも、スタッフは利用者さんの様子に気を配りながら対応していました。
グループホームで感じた穏やかな夜
私は以前、グループホームで1年間だけ夜勤をしていました。
勤務していた施設は、民家を改装した小規模なグループホームで、利用者さんは6名でした。
そのためか、比較的落ち着いた夜が多かった印象があります。
もちろん、認知症による夜間対応が必要なこともありましたが、少人数ならではの穏やかな雰囲気も感じていました。
施設によって、夜の様子や雰囲気はかなり違うのだと思います。
👉️こちらの記事の中でグループホームについて解説しています
まとめ
介護施設の夜は、静かなだけではありません。
眠れない利用者さん、不安になる方、何度も起きてしまう方など、さまざまな夜があります。
その中で、夜勤スタッフは少人数で見守りを続けています。
ご家族が見ることの少ない“施設の夜”ですが、こうした見守りの中で、多くの利用者さんの安全な生活が支えられています。
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