介護離職する前にやるべきこと|後悔しないための制度・相談先まとめ

介護離職
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「もう仕事と介護の両立は限界かもしれない…」
そう感じたとき、すぐに退職を考えてしまう方も多いと思います。

私も実際に、介護離職という選択をしました。

ただ今振り返ると、
辞める前に知っておけばよかった制度や相談先があったと感じています。

この記事では、
介護離職を考えたときにまずやるべきことを、分かりやすくまとめました。

▼ 介護離職が頭をよぎったら…こちらの本も参考になります。

すぐに辞める前に考えてほしいこと

介護が大変になると、どうしても

「もう辞めるしかない」

と考えてしまいがちです。

でも、少し立ち止まって
**“今の働き方を続ける方法はないか”**を考えることがとても大切です。

介護休業制度

法律で定められた制度で、要介護状態の家族がいる場合、一定期間休業したり、短時間の休暇を取ったりすることができます。

まず確認したいのが「介護休業」です。

家族の介護のために、一定期間仕事を休める制度です。

・通算93日まで取得可能
・分割して取得もできる
・給付金(介護休業給付金)が出る場合もある

「一度休んで立て直す」という選択ができるので、
いきなり退職する前にぜひ検討したい制度です。

私の場合

私が働いていた介護施設は人手不足…。
制度があることは知識としては知っていましたが、「使える雰囲気」ではなく、頭に浮かびもしませんでした。前例もありませんでした。
もし職場環境が整っているなら、まず確認してみてください。

介護休暇・テレワーク・時短勤務への切り替え

会社によっては、以下のような制度もあります。

・介護休暇(年5日〜)
・時短勤務
・残業免除
・フレックスタイム制度

フルで働けなくても、
“働き方を変える”ことで続けられるケースも多いです。
通勤時間が減るだけでも、体力的・時間的な余裕が生まれることも。

働き方を変えることで、離職せずに介護と両立できる場合があります。

まずは会社の制度を確認してみましょう。

私の場合

実家へは飛行機でしか行けない距離でした。
飛行機だと月1回が精一杯。その月1回でも足りない状態になっていたので、テレワークや時短ができたとしても、現実は変わりませんでした。
距離と移動手段の問題は、働き方を変えるだけでは解決できないこともあります。

👉️介護休業制度と介護休暇制度について、こちらの【親の介護方針を家族で話し合う】の中で詳しく解説しています

訪問介護(ヘルパー)の活用

ヘルパーさんに自宅に来てもらい、家事や身体介護をお願いする方法です。家族の負担を減らすだけでなく、本人の生活リズムを整える効果もあります。

例えば👇

・訪問介護(ヘルパー)
・デイサービス
・ショートステイ(短期入所)

これらを組み合わせることで、
介護の負担を大きく減らすことができます。

母の場合

母はデイサービスには通っていましたが、「家事は自分でできる」という気持ちが強く、ヘルパーは頑として拒否。
認知症の方は現実を認識しておらず自覚が乏しいので、「まだ大丈夫」という気持ちが、本人を動かしにくくすることがあります。

👉️訪問介護でできることとできないことについて、こちらの記事で詳しく解説しています

👉️デイサービスの内容や選び方について、こちらの記事で詳しく解説しています

👉️泊まることができるショートステイについて、こちらの記事で詳しく解説しています

ケアマネジャーへの相談

要介護認定を受けると、
ケアマネジャーが担当についてくれます。

・介護プランの作成
・サービスの調整
・家族の負担を考えた提案

「どうすれば仕事と両立できるか」も含めて、
具体的に相談できる存在です。

私の場合

介護福祉士として働いていたこともあり、経過報告はしていましたが、自分自身の状況を相談することはしませんでした。「わかっているから大丈夫」という思い込みが、かえって視野を狭めていたかもしれません。

兄弟・家族との役割分担

介護は、一人で抱えると限界がきます。

介護を一人で抱え込まず、きょうだいや家族で分担する方法です。直接的な介護でなくても、経済的な支援や、遠方からでもできることがあります。

・誰が何を担当するのか
・どこまで関わるのか
・金銭面はどうするか

あらかじめ話し合っておくことで、
後からのトラブルを防ぐことができます。

はるひ
はるひ

私は、家事・家業・介護をサポートするよ。

仕事をやめるから生活費は出せないよ

父

一緒に暮らしてくれれば、助かる。

生活費はいらないよ

母

娘がいっしょなら安心だわ

うれしいね〜

弟

俺は何にもできないから、

せめて、はるひが家に帰るときの

飛行機代と電車代は出すよ

『故郷の親が老いたとき 46の遠距離介護ストーリー』太田差惠子(著)

▼何年も前に読んだこの本の中に、兄弟に対する考え方について書かれていました。

👉兄弟の考え方について、こちらの記事の中で詳しく解説しています

私の場合

弟には仕事も家庭もあります。
それぞれの事情がある——前回の記事で紹介した本の言葉が、ここでも支えになっています。

施設という選択肢も早めに考える

「まだ早い」と思いがちですが、
施設の検討は早いほど選択肢が広がります。

・特別養護老人ホーム
・介護付き有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・グループホーム(認知症の方対象)

それぞれ施設に特徴があります。
見学だけでもしておくと、
いざというときに慌てずに済みます。

👉️介護施設の種類について、こちらで詳しく解説しています

👉️介護施設の費用について、こちらの記事で詳しく解説しています

👉️介護施設の見学のポイントについて、こちらの記事で詳しく解説しています


それでも介護離職を選ぶ場合

いろいろ考えたり試しても難しい場合、
介護離職が必要になることもあります。

その場合は、できるだけ

・生活費の見通しを立てる
・使える制度を確認する
・無理のない形を選ぶ

ことが大切です。


まとめ|「辞める前」に知っておくことが未来を変える

介護離職は、人生に大きな影響を与える決断です。

だからこそ、

・制度を知る
・相談する
・一人で抱え込まない

この3つを意識するだけで、
選べる未来は大きく変わります。

私はどの方法も、事情があって使えませんでした。制度を知っていても、職場の雰囲気、距離の問題、本人の意思、家族の状況——現実はそう簡単ではありません。

それでも、知っているのと知らないのとでは違います。まず情報を持った上で、自分の状況と照らし合わせてほしいのです。

退職して3日後に引っ越し。離職票が届くのを待って、ハローワークへ向かいました。次回はその話を書きます。

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