まだまだ元気だけれど、高齢の親がいる人へ
「遠距離介護か介護離職か迷っている」
「親の将来について何を確認すればいいの?」
そんな方へ。
私自身の体験をもとに、親の意思確認の大切さと現実をお伝えします。
私は県外(飛行機を使用する距離)、弟は県内に住んでいます。
持病はあるものの比較的元気な父と、元気だけど認知症の母。
80代の二人世帯。
いつまでも二人で生活できるわけではありません。
これからどこで住みたいか、誰に介護をされたいか、
もしもの時、延命することはどう考えているか、確認しました。
意思表示がはっきりできるうちに、確認することをお勧めします。
弟が両親に聞いてくれたこと
介護のことを考え始めた頃、
弟が両親に、それとなく将来、誰のお世話になりたいか、確認してくれました。

先々はやっぱり
娘にみてほしいわ〜

じゃあ、家を売って、
はるひの所に行くってこと?

ん…
遠いしな……

それは………
高齢者が住み慣れた家を離れたくない心理
結婚してからずっと住んでいるこの街。
苦労して建てたマイホーム。ご近所さんとの関係も良好でなかよし。
80歳を過ぎた今も、一応は自営業を続けています。
この場所を離れることは考えられない。
その気持ちは、私にもよく分かっていました。
両親ともに、体は元気。施設に入居する気持ちもありません。
親が納得して子どもの近くへ引っ越すなら別ですが、
無理強いはできません。
介護離職という選択、遠距離介護という選択
若い世代であっても、新しい土地に住むことには不安があり、
勇気が必要だと思います。性格にもよりますが、簡単なことではありません。
後に、私は母の認知症が進行したことをきっかけに、
介護離職を選びました。
間もなく60歳という年齢だったので、この選択を受け入れることができました。
ただ、もっと若い世代だったら、
できるだけ 遠距離介護を選択すること を勧めたいと思います。
介護休業制度を利用しましょう。
厚生労働省「介護休業制度について」ご確認ください。
- 仕事と介護を両立できるように、介護を続ける体制を整えるためのもの
- 対象家族1人につき3回、通算93日まで休業可能
- 休業前の賃金の67%の介護休業給付が受けられる
- 申請先は勤務先。休業開始予定日の2週間前までに書面などで申請する
- 仕事と介護を両立しながらスポットで休むためのもの(受診の付き添い等)
- 1日または時間単位で取得できる
- 対象家族が1人の場合は年5日、2人以上の場合は年10日まで
- 有給・無給は会社の規定による
- 書面の提出に限定されておらず、口頭での申し出も可能
介護離職と遠距離介護のメリット・デメリット
介護離職のメリット
- 親の変化にすぐ気づける
- 手続きや通院の付き添いがしやすい
- 親の安心感が大きい
- 介護と仕事の両立による心身の負担を軽減できる
- 介護費用を軽減することができる
介護離職のデメリット
- 収入が減る、またはなくなる
- 社会とのつながりが減り、孤立する可能性がある
- 再就職しずらくなり、将来への不安が大きくなる
遠距離介護のメリット
- 仕事や生活を維持しやすい
- 経済的な基盤を守れる
- 転居をする必要がない
- 介護との距離を保て、精神的な負担が少ない場合もある
遠距離介護のデメリット
- 特に交通費が負担になる
- 緊急時にすぐ動けない
- 親の変化に気づきにくい

延命についての意思確認
もう一つ、延命についても親の意思を確認しました。
両親ともに「延命はしない」と話していました。
その後、母は脳梗塞になりますが、
現実には、母の意思がそのまま尊重されることはありませんでした。
事前に話し合っていても、
すべてが希望通りになるとは限らない。
それもまた、介護の現実だと感じています。
親の意思を確認するということ

とりあえず、両親は、私のお世話になりたいと思っていること、
もしもという時は、延命しないということを確認しました。
親の意思を確認することは、
答えを出すためではなく、
心の準備をするためなのかもしれません。
正解は分かりませんが、
話し合えたこと自体に意味があったと、今は思っています。
あなたは親の意思確認していますか?もう話し合っていますか?
まだなら、次回会った時、ひとつだけでも聞いてみてください。
🌸最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回の記事でも、あなたの不安が少し軽くなりますように。🌸
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