「尿もれがあるけれど、尿とりパッドは使いたくない」
そんな思いから、
- トイレットペーパーを下着にはさむ
- 生理用ナプキンを代用する
という高齢者の方は少なくありません。
実際、私が介護施設で働いていた時も、
トイレットペーパーをたたんで使っている利用者さんがいました。
ですが、尿もれ対策としては、
“専用の尿とりパッド”が肌トラブルを防ぎやすいことがあります。
今回は、介護現場で感じた
「生理用ナプキンと尿とりパッドの違い」
について、実体験も含めてお話します。
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尿もれにも種類があります
| 種類 | 特徴 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 腹圧性尿失禁 | 咳・くしゃみ・笑った時にもれる | 骨盤底筋のゆるみ、出産、加齢 |
| 切迫性尿失禁 | 急にトイレに行きたくなり間に合わない | 過活動膀胱、加齢 |
| 溢流性尿失禁 | 尿が出し切れず少しずつもれる | 排尿障害、前立腺肥大など |
| 機能性尿失禁 | トイレに間に合わない | 認知症、歩行困難、麻痺など |
特に女性は、
- 出産
- 加齢
- 更年期
などで骨盤底筋が弱くなり、
「くしゃみで少しもれる」
「重い物を持った時にもれる」
という腹圧性尿失禁を経験する方も少なくありません。
「まだ尿とりパッドを使う年齢じゃない」
と思っていても、
実際には中年以降の女性にも身近な悩みです。
“恥ずかしいこと”ではなく、
自然な体の変化として受け止められる雰囲気が大切だと感じます。
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高齢者がトイレットペーパーを当てることは珍しくない
高齢になると、
- トイレに間に合わない
- 下着を汚したくない
という悩みが増えてきます。
ですが、
「尿もれパッドを使うのは恥ずかしい」とか「もったいない」
と感じる方も多く、
こっそり、トイレットペーパーで代用されていることがあります。
中には、生理用ナプキンを使う方もいます。
介護施設でも、
下着の中にトイレットペーパーを何枚もたたんで入れている利用者さんがいました。
👉️「間に合わない!」と急いで転倒につながることもあるため、歩きやすい靴選びも大切だと感じます。
高齢者の靴とシルバーカーは、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉️夜間トイレが間に合わない場合は、ポータブルトイレを検討されるご家庭もあります。
ポータブルトイレの使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉️介護施設へ入居すると、排泄用品の種類や使い方が変わることもあります。
介護施設入居までの流れは、こちらの記事で詳しく解説しています。
生理用ナプキンと尿とりパッドは“目的”が違う
| 種類 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 生理用ナプキン | 血液を吸収 | 粘度のある経血向け 水分の吸収はしにくい |
| 尿とりパッド | 尿を吸収 | 水分を素早く吸収し逆戻りしにくい |
尿は水分量が多いため、
生理用ナプキンでは表面が濡れやすいことがあります。
トイレットペーパーは、尿を吸収するというより、
ペーパー自体が濡れてしまうため、
肌が湿った状態になりやすく、さらに不快感につながります。
一方、尿とりパッドは、
尿を素早く吸収し、表面を比較的さらっと保ちやすく作られています。
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介護現場でも、
- 皮膚トラブル
- かぶれ
- 蒸れ
- 尿路感染症
を防ぐために、
尿取りパッドを使用していただきました。
※もちろん、感染症の原因は一つではありませんが、
清潔保持はとても大切だと感じていました。
母が尿とりパッドを受け入れてくれた言葉
同居してわかったことですが、
私の母も、トイレットペーパーを下着に当てていました。
認知症もあり、
尿とりパッドの使い方がわからなくなっていたため、
- トイレに入った時
- お風呂上がり
などに、介助しながら付けてもらっていました。
ただ、「私は大丈夫」という気持ちがあったので、最初は嫌がるかな…と思っていました。
そこで私は、

80歳過ぎたら、みんな使っているよ。
お下のことだから、みんな言わないだけだから

そうだよね、こんなことはみんな言わないよね。
そうなんだ、みんな使っているんだ⋯
“恥ずかしいことではない”
そう思ってもらえる声かけは、
とても大事なのだと感じました。
認知症が進むと、パッドの管理が難しくなることも
認知症が進むと、使用済みの尿とりパッドを、
トイレへ流してしまうことがあります。
本人としては、
- 「紙だから流せる」と思った
- 片付けようとした
- 汚れた物を隠したかった
など、悪気があるわけではないことがほとんどです。
介護現場でも、
パッドによるトイレ詰まりは時々ありました。
また、
- 汚れたパッドをタンスへしまう
- ベッドの下へ隠す
- 何枚も重ねて使う
- パッドの汚れた部分をはがす
といったこともあり、
認知症が進むと、
“パッドを使うこと”だけでなく、
“管理”も難しくなることがあります。
- ゴミ箱を見えやすい場所へ置く
- 一緒に交換する
- 「流せません」と貼り紙をする

うちの場合も、朝、押し入れを開けたら、
汚れたパットが置いてあったことがありました。
タンスの上に置いてあったことも。。。
👉️トイレを詰まらせたり、排泄の手間があまりにも増えると、家族はイライラしてしまいますよね。
「認知症の困った症状と在宅介護の限界を感じたら」の記事は、こちらです。
尿もれは“年齢のせい”だけではない
- 筋力低下
- 認知症
- 薬の影響
- トイレまで間に合わない
- 病気 等
「恥ずかしいから隠す」のではなく、
本人が少しでも快適に過ごせる方法を探すことが大切だと思います。
👉️夜間は「トイレが間に合わない」という悩みも増えやすくなります。
介護施設の夜の様子は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
尿もれは、
高齢になると多くの方が経験する悩みです。
ですが、
- トイレットペーパー
- 生理用ナプキン
で代用している方も少なくありません。
尿とりパッドは、
肌トラブルや不快感を減らしやすい工夫がされています。
そして何より、
「恥ずかしいことではない」
と自然に伝える声かけも、とても大切だと感じました。
介護をする側もされる側も、
少しでも気持ちよく過ごせる方法を選べたらいいですね。
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