介護施設へ入居すると、自宅から持ち込むのは“本当に必要なもの”だけになります。
その後、家に残された大量の荷物を前に、家族が少しずつ片付けを始めるケースを、私は介護施設で何度も見てきました。
中には、本人が元気なうちに家を売却される方もいました。
そして私自身も、介護離職して実家へ戻るのを機に自宅を売却しています。
今回は、施設入居後の「家の片付け」や「家の売却」について、現場で感じたことと、自分自身の経験をあわせてお話しします。
👉️ 介護施設へ入居するまでの流れや準備については、こちらの記事でもまとめています。
▼実家を売ることついてわかりやすく学びたい方には、こちらの本も参考になります。
施設へ持ち込むのは「必要最小限のもの
介護施設へ入居するとき、自宅から持ち込むのは、
普段使う衣類
テレビ等の最小限の電化製品
写真等の思い出の品 等
本当に必要なものだけになることが多いです。

反対に、自宅に残るものの多くは、今後ほとんど使わなくなるものでもあります。
そのため、入居後に家族が少しずつ片付けを始めるケースは珍しくありませんでした。
外出できる方は、自分で整理を進めていた
比較的お元気な利用者さんは、入居後にご家族と一緒に外出し、自宅へ戻って片付けをされていました。

「これは施設に持っていこう」
「これは処分していいかな」
そんなふうに、家族と相談しながら整理されているようでした。
自分で確認しながら整理できることは、本人にとっても安心だったのではないかと思います。
外出できない場合は、家族が判断して片付けることも
一方で、外出が難しい方の場合は、ご家族が中心となって片付けを進めていました。
物置や納戸、大量の食器や衣類、アルバムなど…。
長年暮らした家には、本当にたくさんの物があります。
片付けは体力だけではなく、気持ちの面でも大変だったと思います。
それでも、少しずつ整理を進め、最終的に家を売却されるご家族もいました。
本人存命中に家を売却される方もいた
家を売却する際には、本人確認が必要になることがあります。
そのため、不動産業者さんが施設まで来られる場面もありました。
本人が元気なうちに整理を進めることで、
- 家族だけで抱え込まなくて済む
- 本人の希望を確認できる
- 将来的な負担を減らせる
そんなメリットもあったのではないでしょうか。
👉️入居後に見られた本人や家族の変化については、こちらの記事でも紹介しています。
スタッフとして感じた「子どもへの思いやり」
遠方に住む子どもさんが、仕事を休みながら何度も通い、実家を片付ける⋯
簡単なことではありません。
介護施設で働いていた頃、私はよくこう感じていました。
家の片付けや売却が終わっていれば、
将来、退去となった時あとに残るのは、施設の居室にある荷物だけです。
「これは、子どもにとって本当にありがたいことだな」と。
“元気なうちに整理しておく”ことは、子どもへの優しさでもあると感じました。

居室にある物だけ片付ければいい⋯
【子供孝行】だなって、ほんとに思います。
私自身も、自宅を売却しました
私自身も、介護離職をして実家へ戻ることを機に自宅を売却しています。
片付けは本当に大変でした。
物置や納戸にもたくさんの物があり、体力も気力も必要でした。
私は雪国に住んでいたので、雪が降る前に売却したいという事情もあり、急いで進める必要がありました。
時間に余裕があれば、複数の不動産会社に査定をお願いするのも大切だと思います。
それでも、自分たちが元気なうちに整理できてよかったと、今は感じています。
もし何もしなければ、将来、遠方に住む子どもたちが飛行機で来て、この片付けをすることになっていたかもしれません。
そう考えると、「自分たちでできるうちに動けたこと」は良かったと思っています。

家を売るときには、
相見積もりをとって、
一番高く買ってくれそうなところを選ぶと良いですね。
まとめ
👉️「施設に入るタイミングが難しい…」と感じている方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
介護施設へ入居すると、家族は「実家をどうするか」という現実にも向き合うことになります。
片付けも、売却も、簡単なことではありません。
ですが、本人が元気なうちに少しずつ整理できると、家族の負担は大きく変わるのだと思います。
私自身、施設で多くのご家族を見てきたからこそ、
「早めの片付けは、子どもへの思いやりでもある」
そんなふうに感じています。
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