親の介護を考え始めたとき、まず悩むのが「どんな施設を選べばいいのか」ということではないでしょうか。
介護施設には大きく分けて、
- 介護保険が使える施設
- 介護保険が使えない(自費の)施設
の2種類があります。
この記事では、それぞれの特徴や違いをわかりやすく解説します。
ご家族に合った施設選びの参考にしてください。
▼ 介護についてわかりやすく学びたい方には、こちらの本も参考になります。
介護施設は大きく2種類ある
介護施設は、大きく次の2つに分かれます。
✔ 介護保険施設(公的制度を利用)
✔ 介護保険外施設(自費サービス中心)
それぞれ、費用やサービス内容、入居条件が大きく異なります。

※費用は地域や施設、所得区分、介護度によって大きく異なります。
※食費・居住費・介護サービス費などが含まれます。
※最新の料金は各施設へ確認してください。
《介護保険施設とは》
介護保険施設とは、介護保険サービスを利用して入所できる施設です。
▶介護保険手続きについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
介護保険施設の特徴
- 要介護認定が必要
- 費用が比較的安い
- 公的性格が強い
- 医療・介護体制が整っている
「できるだけ費用を抑えたい」「しっかり介護を受けたい」という方に向いています。
介護保険施設の種類とそれぞれの特徴
特別養護老人ホーム(特養)
- 要介護3以上が対象
- 終身利用が可能
- 費用が安い
- 人気が高く待機が多い
- 費用目安 月額:約8万〜15万円
👉「最期まで安心して暮らしたい方向け」
介護老人保健施設(老健)
- 在宅復帰を目指す施設
- リハビリ中心
- 入所期間は原則3〜6ヶ月
- 原則として、要介護1〜要介護5
- 費用目安 月額:約8万〜15万円
👉「自宅に戻るための中間施設」

介護医療院
- 医療ケアが必要な方向け
- 長期療養が可能
- 費用目安 月額:約8万〜18万円
👉「医療と介護の両方が必要な方」
介護保険施設のメリットと注意点
- 介護保険適用で、自己負担1割〜3割
- 低所得者向けの費用軽減制度
- 公的機関による質の管理と監督
- 24時間介護・医療サポート体制
▶介護保険申請についての記事は、こちらで詳しく解説しています。
- 入居待機期間が長い(特に特養)
- 居室の広さや設備に制限がある
- 要介護認定が入居の前提条件
- 施設の種類によって入居期間に制限あり
《介護保険外施設とは》
介護保険外施設とは、主に自費で利用する民間施設です。
介護保険外施設の特徴
- 要介護認定がなくても入居可能な場合あり
- サービスの自由度が高い
- 費用は高め
- 施設ごとの特色が大きい
「自由度」「生活の質」を重視したい方に向いています。
介護保険外施設の種類とそれぞれの特徴

有料老人ホーム
介護付き有料老人ホーム
- 介護サービス付き
- 24時間対応
- 費用目安 月額:約15万〜40万円 入居一時金:0〜数百万円
住宅型有料老人ホーム
- 自宅と同じように必要な介護サービスは外部で契約
- 費用目安 月額:約12万〜30万円
👉「自分に合った介護スタイルを選べる」
健康型有料老人ホーム
- 自立した生活ができる元気な高齢者向け
- 自宅と同じように必要な介護サービスは外部で契約
- 介護が必要になると退去が必要な場合もある
- 費用目安 月額:約12万〜30万円
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
- 見守り・生活相談付き
- 比較的元気な方向け
- 自宅と同じように必要な介護サービスは外部で契約
- 費用目安 月額:約10万〜25万円
👉「一人暮らしが不安な方におすすめ」
グループホーム
- 少人数で家庭的な環境
- 認知症の診断と要支援2以上の認定が必要。一部介護保険が適用される
- 費用目安 月額:約12万〜30万円
👉「認知症でも安心して生活できる」
▶認知症のチェックリストについて、こちらで詳しく解説しています。
▶認知症介護で見逃せないサインについて、こちらで詳しく解説しています。
▶認知症の周辺症状について、こちらで詳しく解説しています。
ケアハウス(軽費老人ホーム)
- 比較的自立〜軽度介護向け
- 所得に応じて費用が軽減
- 自宅と同じように必要な介護サービスは外部で契約
- 自治体・社会福祉法人が運営
- 費用目安 月額:約7万〜20万円
👉「費用を抑えて安心して暮らしたい方」に人気

掃除や洗濯…
自分でできなくなったら、
居宅介護支援事業所のヘルパーに来てもらったり
デイサービスに通所することもできます。
自宅での生活と同じで、別料金がかかります。
介護保険外施設のメリットと注意点
- 比較的入居しやすく、待機期間が短い
- 設備・サービスが充実した施設が多い
- 個室が多くプライバシーを保ちやすい
- 要介護認定がなくても入居可能(施設による)
- 費用が高く、経済的負担が大きい
- 施設ごとにサービス内容に大きな差がある
- 介護度が上がると対応できない施設がある
- 入居一時金が高額になるケースがある
介護保険施設と介護保険外施設、どちらを選べばいい?
選び方のポイントはこちらです👇
✔ 費用を抑えたい → 介護保険施設
✔ すぐ入居したい → 保険外施設
✔ 手厚いサービス → 保険外施設
✔ 医療・重度介護 → 介護保険施設
家族が面会しやすい場所か、本人が慣れ親しんだ地域かどうかも重要な判断材料になります。
状況によって最適な選択は変わります。
迷ったときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談するのがおすすめです。
まとめ
介護施設は、大きく2つに分かれます。
✔ 介護保険施設
→ 費用が抑えられ、介護体制が充実
✔ 介護保険外施設
→ 自由度が高く、サービスが豊富
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご本人の状態やご家族の状況に合わせて、無理のない選択をすることが大切です。
施設選びで気になるのが費用ですよね。
次の記事では、介護施設の費用について詳しく解説いたします。
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