年齢を重ねると、着替えは想像以上に体力を使います。
- 指の力が弱くなる
- 肩が上がりにくい
- むくみがある
- トイレを急ぐ
- 麻痺や寝たきりで動けない
介護施設で働いていた時も、実際に在宅介護をした時も、「ラクに着られる衣類」は本当に大切だと感じました。
今回は、介護現場や自宅介護で感じた「高齢者が着やすい衣類」についてまとめます。
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高齢者の衣類は「着やすさ」がとても大切
若い頃は気にならなかった服でも、高齢になると負担になることがあります。
例えば、
- 小さいボタン
- きついゴム
- 重たい服
- 履きにくい靴
- ベルトやチャック
などです。
本人が自分で着替えをする場合も、介助が必要な場合も、「ラクに着られること」はとても大切だと思います。
寝たきりの方は前開きの衣類が便利
寝たきりの方は、かぶるタイプの服よりも、前開きの衣類のほうが着替えしやすいです。
特に、マジックテープタイプは便利でした。
ボタンは時間がかかりますが、マジックテープは開閉しやすく、介助もしやすいです。
実際、母が寝たきりになった時も、前開きのシャツを使用していました。
※実際に使用している衣類のため、写真には使用感があります。


寝たきりの方の前開き・マジックテープのシャツを検討される方はこちら👇️
👉️寝たきりの方の更衣介助のコツについて、こちらの記事の中で解説しています。
寝たきりの方は「下衣なし」のほうがラクなことも
母を在宅介護していた時、近所の方から浴衣をいただきました。
ただ、通常の浴衣は丈が長く、おむつ交換の時に生地が邪魔になります。
そのため、膝丈くらいの長さに短く切って使用していました。
また、着崩れしにくいように、割烹着についていた結び紐を付けました。
パジャマもいいですが、寝たきりの方は、ズボンを履かせるだけでも大変なことがあります。
特に、協力動作が難しい場合は、ズボンの上げ下ろしだけでもかなり負担になります。
そのため、
- 前開き
- 膝下丈の上衣のみでズボンなし
- ゆったりした衣類
は、介助がしやすいと感じました。
👇️膝丈の長さにカットした浴衣です。
こちらも使用したものなので使用感があります。


👆️母が使わなくなった割烹着の紐を、浴衣の結び紐にしました。
靴下は「ゴムゆるめ」がラク
高齢者は足がむくんでいる方も多く、普通の靴下では締め付けが強いことがあります。
介護現場でも、
- ゴムがゆるい靴下
- 締め付けが少ない靴下
を履いている方が多くいました。
ゴム跡がつきにくく、ご自分で履く場合も、介助する場合も着脱しやすいです。
👇️最近は「ゴムゆるめ」の高齢者向け靴下も販売されています。
靴は介護シューズや立ったまま履けるタイプがおすすめ
高齢になると、靴の脱ぎ履きも負担になります。
介護現場では、
- マジックテープタイプ
- 履き口が広い
- 滑りにくい
などの介護シューズを使用している方が多くいました。
転倒予防のためにも、「履きやすさ」は大切だと思います。
👇️足をすっぽり包み込んでくれる履きやすく歩きやすいシューズもあります。
ご自分でスムーズに靴が履ける方も、かがんで手で踵を入れなくても、立ったまま簡単に履くことができる靴があります。
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▶︎ 転倒予防の高齢者におすすめの靴とシルバーカーの記事はこちら
ズボンは「ウエストゴム」が本当にラク
介護施設では、「昔からスラックスしか履かない」という男性利用者さんもいました。
ただ、
- ボタン
- チャック
- ベルト
があると、トイレを急いでいる時に間に合わないことがあります。
最近は、見た目は普通のスラックスでも、ウエストがゴムタイプのズボンも増えています。
ご本人でできる方も、介助が必要な方も、着替えやトイレがかなりラクです。
女性も男性も、ウエストゴムのパンツ(ズボン)はおすすめだと思います。
👉️高齢者の尿もれ対策の記事はこちらです。
👇️父に買ったウエストがゴムタイプのスラックス(らくらくパンツ)


父は、ジャージは好まずスラックスばかり履いているので、これなら履いてくれそうです。
チャックやボタンがないので、上げ下げもラクです。
最近は、高齢者向けの「見た目が普通のウエストゴムパンツ」も増えています。
ラクな衣類は本人にも介助者にもやさしい
介護をしていると、
「おしゃれ」も大切ですが、「ラクに着られること」が、より大切だと感じる場面があります。
- 着替えしやすい
- トイレに間に合いやすい
- おむつ交換しやすい
- 転倒予防につながる
- 本人の負担が少ない
- 介助しやすい
衣類を少し工夫するだけでも、毎日の介護がラクになることがあります。
介助しやすい衣類は、ご本人にとっても体の負担が少ない衣類だと思います。
高齢者本人にも、介助する家族にも、無理の少ない衣類選びが大切です。
まとめ
高齢者の衣類は、「着やすさ」「介助しやすさ」がとても大切です。
介護現場や在宅介護では、
- 前開きシャツ
- ゴムゆるめの靴下
- 介護シューズ
- ウエストゴムのズボン
など、ラクに着られる衣類が役立っていました。
毎日の着替えや介助が少しでもラクになるよう、衣類選びも工夫できると良いですね。
👉️施設入所、デイサービスやショートステイの利用には、持ち物に記名が必要です。
名前シールを使うと、記名しやすいです。
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