母が退院して在宅介護が始まったとき、訪問看護は週2回、訪問リハビリは週3回お願いしました。
母は歩行ができません。それでもリハビリをお願いしたのは、「歩けるようになるため」ではなく、少しでも脳に刺激を与えるためでした。
「歩けないのにリハビリって意味があるの?」と思う方もいるかもしれません。今回は、寝たきりの母がベッドの上で続けた訪問リハビリの様子と、続けるうちに感じた変化をご紹介します。
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退院後の体制は訪問看護が週2回・訪問リハビリが週3回
母の退院後は、訪問看護を週2回、訪問リハビリを週3回お願いしました。
リハビリに来てくれるPT(理学療法士)さんは、訪問看護ステーションからの訪問です。
リハビリ専門の事業所からではなく、訪問看護ステーションに所属しているPTさんに来てもらう形でした。
母は歩行ができないので、リハビリの目的は最初から「歩くこと」ではありません。
体を動かして、少しでも脳に刺激を与えることと覚醒時間を増やすこと。それが我が家の訪問リハビリの目的でした。
入院中のリハビリは「装具をつけて立つ」脳への刺激だった
入院中のリハビリでは、麻痺している右足に装具をつけて、立つ練習をしていました。
立つといっても、自分の力で立っているわけではありません。全体重がPT(理学療法士)さんにかかっている状態で、ほぼ無理やり体を動かしてもらっている感じでした。
それでも病院のPTさんは、歩行が目的ではなく「脳への刺激」として、根気強く母の体を動かし続けてくれました。

在宅ではベッドの上でできるリハビリに変わった
自宅に帰ってからは、ベッドの上でのリハビリが中心になりました。
- 寝たまま手足を動かしてもらう
- 体を支えてもらって端座位(たんざい:ベッドの端に腰かける姿勢)になる
- 端座位のまま、体をゆっくり左右に動かしてもらう
「立つ」リハビリから比べると地味に見えるかもしれません。
ベッドに横になっている時間は、どうしても寝ている時間が長くなりますが、
端座位になったり体を揺らすと、母は目を開けて反応を見せてくれました。
寝たきりでも、起きる姿勢になるだけで脳への刺激になるんだなと実感しました。

続けるうちに「更衣介助がラクになった」と感じた
正直、目に見えて大きく回復するようなリハビリではありません。
それでも続けるうちに、徐々に更衣介助(着替えの介助)がラクになっているのを感じました。

リハビリ効果で、
着替える時に腕が通しやすくなっているのを
感じました!
体がほぐれているんですね。
そんな小さな変化ですが、介護する側にとっては確かな変化でした。
歩けなくても、「リハビリを続ける意味はあるんだ」と思えた瞬間です。
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家族にとってはPT(理学療法士)さんとのおしゃべりも支えだった
そしてもうひとつ。
私にとっては、PT(理学療法士)さんや訪問看護師さんとのおしゃべりの時間が楽しみでもありました。
在宅介護をしていると、私も家にこもる時間が長くなります。
週3回PTさん、週2回訪問看護師さんが来て交わす何気ない会話が、私自身の息抜きになっていました。
訪問リハビリは、本人の脳への刺激だけでなく、介護する家族の心の支えにもなってくれていたと思います。
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歩行ができない母の訪問リハビリについてご紹介しました。
- 訪問リハビリは訪問看護ステーションのPT(理学療法士)さんに週3回来てもらった
- 目的は歩行ではなく「脳への刺激」
- 在宅ではベッド上で手足を動かしたり、端座位で体を左右に動かしたり
- 端座位になると目を開けるなど、反応が見られた
- 続けるうちに更衣介助がラクになっていった
母の場合、1か月間の在宅介護だったので、リハビリは終了してしまいました。
せっかくPT(理学療法士)さんに来ていただき、少しずつ変化も感じ始めていた時期だったので、
「もったいなかったな」という気持ちは今でもあります。
寝たきりでも、できるリハビリはあります。そして小さな変化でも、介護する家族にとっては大きな励みになります。
「歩けないからリハビリしても仕方ない」と思わずに、ケアマネさんや訪問看護ステーションに相談してみてください。
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