母が退院して在宅介護が始まった頃、一番心強かったのが訪問看護師さんの存在でした。
医師の「特別訪問看護指示書(特指示)」により、退院後2週間は毎日訪問していただき、バイタル測定や皮膚状態の確認、陰部洗浄、経管栄養の管理などを行ってもらいました。
私は経管栄養前のチューブ確認に苦戦し、聴診器を逆向きに使っていたこともあります。そんな時も訪問看護師さんが丁寧に教えてくださり、不安の多い在宅介護のスタートを支えてくれました。
今回は、実際に訪問看護を利用した体験と、24時間対応で助けられたエピソードをご紹介します。
👇️在宅介護についてわかりやすく学びたい方には、こちらの本も参考になります。
訪問看護師さんが毎日来てくれた2週間
母は退院後2週間、毎日訪問看護師さんに来てもらっていました。
これは医師の「特別訪問看護指示書(特指示)」が出ていたためです。
※特別訪問看護指示書とは、退院直後や病状が不安定な時期に、医師の指示により一時的に訪問看護の回数を増やせる制度です。
▶特別訪問看護指示書は、退院前のカンファレンスで医師から伝えられていました。
カンファレンスについてこちらの記事の中で解説しています。
▶介護者自身もそうですが、訪問リハビリや訪問看護師さん、往診の先生が、 動きやすい居室環境は大切です。
電動ベッドの配置について、こちらの記事の中で解説しています。
- 血圧・体温・脈拍などのバイタル測定
- 陰部洗浄などの清潔ケア
- 皮膚状態の確認
- 全身状態の観察
- 経管栄養のチューブ確認
退院したばかりの頃は、「何かあったらどうしよう」という不安がありましたが、毎日状態を確認してもらえることで大きな安心感がありました。

経管栄養前のチューブ確認
母は痰の処理を自分でできていたため、痰の吸引は行いませんでした。
ただ、鼻から胃へ入れている栄養チューブ(経管栄養)の確認は毎回必要でした。
栄養を入れる前に、チューブがきちんと胃に届いているかを確認します。
シリンジで空気を送り、聴診器を胃のあたりに当てて「ボコッ」という音を聞く方法です。
退院前、病棟看護師さんから指導はありましたが、
私はこの音を聞き取るのが苦手でした。
何度やっても自信が持てず、「本当に確認できているのかな」と不安になることもありました。

苦手なことは遠慮せず伝える
そこで思い切って訪問看護師さんに、「音がよく聞こえません」と相談しました。
すると数日後、看護師さんが原因に気づいてくれました。
なんと!私は聴診器を逆向きに使っていたのです。
毎日当たり前のように使っている看護師さんからすると、まさかそこが原因だとは思わなかったかもしれません。

聴診器に向きがあったの〜!

もっと早く気づいてあげられなくて
ごめんなさい。
この経験から、苦手なことや不安なことは無理をせず、早めに伝えることが大切だと感じました。
訪問看護師さんは、利用者本人だけでなく、介護する家族の不安や困りごとにも寄り添ってくれる心強い存在です。
👇️私が購入した聴診器

👇️耳に入れる時、「ハ」になるように入れます。
最初、私は全く意識しないで使っていたので、正しく入れていたり逆に入れたりしたんですね😢

👇️空気音だけではなく、心音が気になる場合も自宅にあるとすぐに確認できますね。
2週間後からは週2回に
退院から2週間が経過すると、訪問看護は週2回になりました。
毎日来てもらっていた時期はとても心強く、在宅介護を始めたばかりの私にとって大きな支えでした。
わからないことや不安なことを相談しながら少しずつ慣れていけたのは、訪問看護師さんのおかげだったと思います。
24時間対応が大きな安心につながった
訪問看護の心強さを実感したのは、24時間いつでも相談できる体制があったことです。
母がお世話になった訪問看護ステーションでは、夜間や休日でも連絡を取ることができました。
実際に、夜間に訪問看護師さんに来てもらったことが2回あります。
1回は急に咳き込みがひどくなった時。
もう1回は、経管栄養を入れようとしても栄養がうまく落ちなくなった時でした。
どちらも家族だけでは判断が難しく、とても不安でした。
連絡すると訪問看護師さんが駆けつけてくれ、状態を確認してくれました。
さらに訪問看護師さんから往診の先生へ連絡を取ってくださり、医師にも対応してもらうことができました。
在宅介護を始める前は、「夜中に何かあったらどうしよう」という不安が大きかったのですが、実際には相談できる専門職がいることで安心して介護を続けることができました。
訪問看護師さんは、日々のケアだけでなく、家族にとっても心強い存在だったと感じています。
まとめ
👉️母が自宅へ戻るまでの経緯はこちらで詳しく解説しています。
退院直後の在宅介護は不安だらけでしたが、訪問看護師さんの存在が大きな支えになりました。
毎日の状態確認や経管栄養の管理だけでなく、家族の不安や疑問にも寄り添ってもらえたことで、少しずつ介護に慣れていくことができました。
また、夜間の急な体調変化にも対応してもらい、必要に応じて往診医へ連絡していただけたことは大きな安心につながりました。
訪問看護は利用者本人のためだけでなく、介護する家族を支える大切なサービスだと実感しています。
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